血圧計といえば、やはり腕を通したりゴムのような帯で圧迫しているようなイメージを持っている方は多いと思います。しかし中には指式のタイプ、つまり腕を通すタイプではなく、指だけを使用して血圧を計るタイプもあります。
指で計るわけですから、かなり簡単そう、と考えると思いますが、指を差し込むだけですからとても手軽で、またサイズもかなり小さく、どこにでも持ち歩けるタイプです。
特に高血圧にかかっている方には1つは持っておこうかな、という方も多いようです。指式の場合はまず指を差し込んでから心臓の高さに固定しなければなりません。
また測定が終わるまでそのままの姿勢でいることも大切ですし、毎日計るわけですからまったく同じ状況で図れるように環境を整えておく必要もあります。
またこのようなことはたぶん問題ない、とは思っていても確かに誤差は出るだろう、とも言われています。また高血圧の方にとっては特に指式の測定値はふさわしくないことが証明され、最近ではあまり出回らなくなってしまったのも指式です。
まず血管の太さが上腕とはかなり違いますが、指先の血管は細すぎて正確な数値より高い結果が出てしまうのはほぼ確実だそうです。
もちろん実際にどちらも計ってみるといいと思います。他には高血圧と同時に末梢の血行の障害がある方にとってもかなり不利なタイプです。計っている最中ずっと動かないように、が基本ですから、指のことを考えると、なかなか難しいとも言えます。